なぜ今、木造建築なのか
法の改正と国の施策
近年、国が主体となり、木造建築をすすめています。
2000年には建築基準法の改正により、木材での耐火建築が認められ、中・大規模建築が可能になりました。
また、2010年からは「公共施設建築物等木材利用促進法」が施行され、低層の公共建築への木材利用が後押しされています。
環境配慮
木は再生産が可能な循環型の資源と言われています。
また、木造が一番エネルギー消費量の少ない工法であることも明らかになっており、エネルギー消費量が少ないことは温室効果ガスを抑えることにもつながり、木造建築は環境負荷が少ない建築といえます。
木材のメリット
木材は鉄やコンクリートに比べ熱伝導率が低く、断熱性が高い素材です。
吸湿性も高いため、日本の風土に適しています。
また、フィトンチッド効果によって、消臭や防臭、防菌、リフレッシュ効果が期待できます。
ロンシール シート防水システムの木造建築採用事例
木造建築と相性のよい
塩ビシート防水
防水性能が高い塩ビシートを使った屋上防水は木造建築ととても相性がよいです。今、注目されている中規模木造建築でも数多くロンシールのシート防水システムが採用されています。
下馬の集合住宅
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準防火地域での木造5階建て。軸組工法として国内で先駆けとなる木造1時間耐火建築物の集合住宅。
公立大学法人 長岡造形大学
MàRoùの杜
屋根下地にALCを併用し、断熱防水工法を採用。長岡造形大学のキャンパス内に新設された木造2階建ての展示館。2013年グッドデザイン賞受賞・2013年度北陸建築文化賞受賞。 詳細はこちら
茅ヶ崎シオン・キリスト教会
聖鳩幼稚園
準防火地域で、高さ約9mの礼拝堂の周りに園舎が取り囲むように配置されている木造平屋。2014年グッドデザイン賞受賞。 詳細はこちら
D-Flat NAGOYA LT城西
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準防火地域で木造2階建て、13戸のシェアハウス。2015年日本建築学会作品選集新人賞受賞・JIA東海住宅建築賞2014大賞受賞。 詳細はこちら
サンセットブリーズ保田
鋸南町の合宿所
トラックでの輸送が可能な6×1.5間(約10.9×2.3m)の木造ユニット5棟の宿泊施設。 詳細はこちら
木質下地での飛び火認定について
ロンシールのルーフィングは自己消火性を持っており、建築基準法の例示仕様に含まれます。木質下地では、例示仕様外となるため、防火(飛び火)認定が必要となります。
以下に取得済みの認定の概要を一覧にしました。
ご採用にあたっては、必ず営業所に認定書(全文)をご請求いただき、ご採用予定の建物で必要な建築条件、認定条件をご確認いただいた上で、認定構造の通りに施工していただきます様、お願いいたします。
※認定書には、表中の記載内容の他、固定方法・下地材料の詳細まで含めて記載してあります。また、表に記載外の工法・構造・下地も記載してある場合もございますが、それらの構造にて施工された場合には、責任は負いかねます。ご了承ください。
一般工法名 | 接着工法 |
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仕様名 | 110仕様(詳しくはこちらから) |
適用可能ルーフィング | ロンプルーフシャネツ、ベストプルーフシャネツ、ロンプルーフエース、ニューベストプルーフ、ベストプルーフ |
野地板 | 木質系ボード2枚張 厚さ18mm以上(9mm以上+9mm以上) |
下地/支持部材 | 鋼製下地 C-60×30×10×1.6mmの断面寸法以上 間隔1,820mm以下 |
設定をした構造 または建築材料の名称 |
フッ素系樹脂・エチレン酢酸ビニル共重合体系樹脂エマルション塗装/塩化ビニル系樹脂シート・木質系ボード重表張/鋼製下地屋根 |
一般工法名 | 接着工法 |
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仕様名 | ロンマットME+110仕様 |
適用可能ルーフィング | ロンプルーフエース、ニューベストプルーフ、ベストプルーフ |
野地板 | 木質系ボード2枚張 厚さ18mm以上(9mm以上+9mm以上) |
下地/支持部材 | 製材または構造用集成材 30mm×30mm以上 間隔1,820mm以下 |
設定をした構造 または建築材料の名称 |
塩化ビニル系樹脂シート・塩化ビニル樹脂系シート・普通合板重表張/木製下地屋根 |
備考 | ※ロンマットME 厚さ2.0mm~4.0mm |
一般工法名 | 接着工法(非歩行) |
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仕様名 | BPP -110仕様 |
適用可能ルーフィング | ベストプルーフプラス |
野地板 | JAS合板2枚張 厚さ18mm以上(9mm以上+9mm以上) |
下地/支持部材 | 一般製材 30mm×30mm以上 |
設定をした構造 または建築材料の名称 |
ポリエチレンフォーム裏張塩化ビニル樹脂系防水シート・合板重表張/木造屋根 |
一般工法名 | 接着歩行断熱工法 |
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仕様名 | 125仕様(詳しくはこちらから) |
適用可能ルーフィング | ロンプルーフシャネツ、ロンプルーフエース |
歩行用補強材 | QNパネル |
断熱材 | 押出法ポリスチレンフォーム保温板(JIS A 9511) 7~150mm 又は 押出法ポリスチレンフォーム断熱材(JIS A 9521) 7~150mm |
野地板 | 木質系ボード1枚張 厚さ12mm以上 又は 2枚張 厚さ18mm以上(9mm以上+9mm以上) |
下地/支持部材 | 一般製材 27mm×2mm以上、間隔1,820mm以下 |
設定をした構造 または建築材料の名称 |
塩化ビニル系樹脂シート・両面ガラス繊維混入フライアッシュフェノール樹脂板・ポリスチレンフォーム断熱材・木質系ボード表張/木製下地屋根 |
一般工法名 | 接着歩行断熱工法 |
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仕様名 | 125仕様(詳しくはこちらから) |
適用可能ルーフィング | ロンプルーフシャネツ、ロンプルーフエース |
歩行用補強材 | QNパネル |
断熱材 | 押出法ポリスチレンフォーム保温板(JIS A 9511) 7~150mm 又は 押出法ポリスチレンフォーム断熱材(JIS A 9521) 7~150mm |
野地板 | 木質系ボード1枚張 厚さ12mm以上 又は 2枚張 厚さ18mm以上(9mm以上+9mm以上) |
下地/支持部材 | 一般製材 27mm×2mm以上、間隔1,820mm以下 |
設定をした構造 または建築材料の名称 |
複層ビニル床シート・塩化ビニル系樹脂シート・両面ガラス繊維混入フライアッシュフェノール樹脂板・ポリスチレンフォーム断熱材・木質系ボード表張/木製下地屋根 |
木質下地の施工方法
①DR-0194
接着工法・110仕様の場合
1.木質下地の施工
木質下地は、厚さ9mm以上の木質系ボードを2枚張りに施工します。このとき、木質系ボードの目地はずらしてください。
2.接着剤の塗布
木質系ボードの目地は、ロンテープMで目地処理します。下地の乾燥を確認し、接着剤「ロンセメントA」を均一に塗布します。
3.施工完了
接着剤の適切なオープンタイムのなかで、適用可能なロンシール各種塩ビルーフィングを敷設・転圧し、施工完了です。