静電気の発生を防ぐとともに、
人体に帯電した静電気も減衰することでさまざまな障害を防止
静電気は、床材と靴の摩擦によって生じて人体に帯電し、コンピュータの誤動作をはじめ、半導体の破壊や不良品の発生率を増やすなど、さまざまな障害を引き起こします。エレクトロニクス工場をはじめとした各種工場や、オフィスのコンピュータルームなど、静電気発生を防ぎたい場所の床材には、摩擦による静電気の発生を抑制し、さらに人体に帯電した静電気を減衰させる機能を持つ帯電防止性にすぐれた床材が適します。
帯電防止床材静電気の発生が少なく、人体に帯電した静電気を減衰させます。
導電性床材帯電防止床材より、電気抵抗、人体帯電圧共に低く、静電気発生の抑制、減衰性能が帯電防止床材よりすぐれます。
米国のNFPA(National Fire Protection Association)が定めた試験方法で、施工された床の代表的な試験方法です。NFPAでは、可燃性麻酔薬を使用する手術室の床の安全指針として規格値を設定しています。
※NFPA法の体積抵抗試験は、JIS A 1454 体積電気抵抗試験と同様です。
タイル状の床材に適用される電気抵抗の測定方法です。
「床研式 試験機」を用いて、摩擦機構によって発生する最大帯電電位と印加電圧50Vが半減するまでの時間を測定することにより、床材の帯電防止性能を評価します。
※社内試験データ。規格値ではありません。
試験床材の上で足踏み歩行を30秒行ない、その時の人体帯電圧を測定します。値が低いほど、静電気の発生を抑制する性能が高い床です。